
ピッチに立った選手達は「戦って」いたか?
チームの出来自体も、とてもJ2クラブのそれとは言えないくらいで、金沢の方が余程しっかりとした戦い方が出来ていたけれど。
ただ、渋谷と井手口を除けば、まるっきり試合に出てない訳ではあるまい。それが、この有り様はどうよ?
百歩譲って、敗戦も兵家の常と割り切るとする。
それでも、試合終了後に挨拶に来た選手達の顔つき、態度は何だろう?
薄ら笑いを浮かべる選手が何人かいたが、悔しくないのか?
逆ギレする選手もいたが、怒りの捌け口はそこではない。
さらには、試合終了直前のコーナーキックでも、何故急いで蹴りに行こうとしない?
結局、戦う前から「戦う気持ちを持ってない」ようでは、どうやったって勝てない。そう思わざるを得ない内容だった。
こんなにした責任。山口監督は常々敗戦の際は「責任は自分にある」と言ってくれてはいる。そうした選手は、きっちりとした処断を望むしかないが、監督自身も腹を括るしかないか?
そして、フロント(特に強化担当)も、このような有り様を招いた事を痛感すべきだ。今更かもしれないが。
とにかく、今季の天皇杯はこれで終わり。
リーグ戦、せめて降格争いに混ざらないよう、本当に気張って臨んで欲しい。そう言うしかありません。
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第93回天皇杯
2回戦vs.金沢
@金沢
●試合終了
横浜FC 0 (0-1) 1 金沢
<得点者>
30分菅原康太(金沢)
<入場者数>
3,320人
●試合終了後コメント
(監督 山口 素弘)
天皇杯の初戦というのは非常に難しくなるという事を伝えていましたし、僕らは初戦でツエーゲンさんは2試合目という事もありますので、そういったところでしっかりとした準備ないし、ゲームの入り方を注意しようというところでした。
簡単に言えば非常に前半は悪すぎた、というところかなと。自分たちで試合を難しくしてしまったかな、というところですね。
イージーなミスであったり、特に攻撃においてアクションのところがちょっと弱かったかなと。後半になってだいぶ良くなりましたけど、逆に後半の良い流れ、もう少しで崩せるところの、これはここのところの課題かもしれませんけどあそこを押し切るパワーが足りなかったというところです。
非常にツエーゲンさんも集中力が素晴らしかったと思いますし、それに押し切られたなというところです。
2006年の時は高木さん云々以前にその当たりの基礎力がしっかりしていました。
選手に任せている山口にも問題はあるのでしょうが、今の選手達は基本的に「自らに甘い」です。
現役のうちくらい「365日24時間死ぬまでサッカー」、「出来ないと言わない」のワタミ理論でもいいんじゃないでしょうか。
YSCCがJ1を目指し始めた今、このままじゃ横浜FCは消えて無くなる運命を避けられないでしょうね。